【事業創出第17弾】Aillbe合同会社 設立記者発表

2024年12月4日に、がん治療時の脱毛などに悩む方向けに高品質ウィッグを提供する「Aillbe合同会社設立」に関する記者会見を山形県山形市ジョージ山形にて実施しました。

<アジェンダ>
健康

<解決する課題>
◯ 健康長寿の実現

<ボードメンバー>
Aillbe 合同会社
株式会社 i-three

日時2024年12月4日(水)13:00~14:00
登壇者(敬称略)・ Aillbe 合同会社 代表 中川 愛子
・ 株式会社 i-three 代表取締役 井上 靖二
・チーフコーディネーター
 山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター
 センター⻑ 教授 小野寺 忠司
・サブチーフコーディネーター
 株式会社 next is east Chief Operating Officer
 一般社団法人 KAiGO PRiDE 理事 小口貴幸
・公益財団法人やまがた産業支援機構 常務理事 我妻 悟
司会(敬称略)・健康アジェンダ・コーディネーター 須藤 清貴
会場スタートアップステーション・ジョージ山形
住所山形市城南町1 丁目1−1霞城セントラル2階

1. 概要

がん治療時や自己免疫疾患などによる脱毛に悩む方々に質の良いウィッグを提供することにより、外見の変化を最小限に抑え、心理的な負担を減少させ、自信や生活の質の低下を防ぐ効果があるとされています。

中川愛子氏がウィッグ事業に興味があることから本プロジェクトに相談頂き、ウィッグ事業を展開するボードメンバー「i-three」に協力を要請し、8月から本格的な支援を開始しました。

Aillbe 合同会社 代表 中川 愛子 氏

スタートアップステーション・ジョージ山形の創業支援コーディネーターがそれぞれの支援を担当し事業化に至りました。

健康アジェンダ・コーディネーター 須藤 清貴

オンラインベースでのやり取りに重点を置きながら、サイズ合わせや髪型については業務提携先の実店舗で実施し、顕在化されたニーズに対して安心感を持った事業運営を行います。

山形県内外で代理店契約を行い、全国にこのモデルを広げていくことで髪に悩む女性の希望となることを目指します。

2. 記者会見の様子

山形市のジョージ山形にて記者会見を実施しました。

中川氏「髪は見た目を大きく左右する重要な要素です。私自身、右手の麻痺を抱える経験から、外見の影響がこころの健康に直結することを実感しました。この事業は、多くの方々が自信を持って自分らしく過ごせるようサポートしたいという想いから立ち上げました。」

中川氏「私たちが提供するウィッグは、大手メーカーの製品と同等の高品質を保ちながら、より手頃な価格でご提供します。医療用ウィッグの需要は今後も増加が見込まれており、こうしたニーズに寄り添いながら、多くの方々の生活に貢献できる事業を展開していきたいと考えています。」

井上氏「東京で専門サロンを運営しながら、全国の理美容室向けにウィッグ事業をサポートしています。医療用ウィッグは基本的にフルウィッグを使用し、お客様の好みに合わせて美容師がカットを行います。」

我妻「ローカルゼブラ企業を育成する中で、このウィッグ事業は地域課題の解決とwell-beingの向上に繋がる取り組みです。本事業が多くの方々の支えとなることを願っています。」

小野寺「Yamagata yori-i projectは5つのアジェンダがあり、今回はその中の”健康アジェンダ”に関する取り組みです。本事業は、社会的な心のケアにアプローチをする事業です。我々は立ち上げに向けて協力を続けてまいりました。」

小口「健康寿命の実現には、外見を含む社会的な要素も重要です。私たちは今回立ち上げた”Aillbe合同会社”を今後も継続してサポートしてまいります。」

配布資料

・Yamagata yori-i project 配布資料①(PDF
・Yamagata yori-i project 配布資料②(PDF

コーディネーターのコメント

健康アジェンダ・コーディネーター 須藤 清貴
「欲しいけど手が出せない、必要だが手に入らない、安価な物は価格相応。 ウィッグを必要とされる方がそのような状況にあることを、恥ずかしながら中川さんのお話しを聞くまで知りませんでした。 様々な業界で顧客中心の考え方が進んでいる中でAillbeの参入がより業界、社会を良くするとそう感じました。」

関連URL

・Aillbe合同会社(Webサイト
・株式会社 i-three(Webサイト

3. まとめ

本記事では、がん治療時の脱毛などに悩む方向けに高品質ウィッグを提供する「Aillbe合同会社設立」についてご紹介いたしました。