2024年7月20日と21日に山形県尾花沢市で開催された山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター主催の山形大学人材育成プログラム「i-HOPE2024」のフィールドワークにおいて、Yamagata yori-i projectのメンバーがメンター及びサポート役として参加しました。
<キーワード>
地域課題、起業、ビジネスモデル、アントレプレナーシップ、尾花沢市
<関連情報>
プロジェクト名:山形大学人材育成プログラム「i-HOPE2024」
運営:山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター
Webサイト:https://yu-entrepreneur.yamagata-u.ac.jp/
1. フィールドワークの概要
i-HOPE2024のフィールドワークは、地域課題と地域資源をテーマにビジネスアイデアを創出し、社会実装・実証実験する場として設けられました。今年度は、尾花沢市を舞台に、参加者は地域の現場調査を行い、課題の本質や現場のニーズを理解した上で、チームでアイデアを検討し、ビジネスモデルの発表を行いました。
講師陣・メンター
本フィールドワークでは、10名以上のメンターが参加し、受講者をサポートしました。
メンターとして、Yamagata yori-i projectのチーフコーディネーター、サブコーディネーター、やまがた産業支援機構が参加しました。
また、本プロジェクトのコーディネーターも参加し、受講者へのサポートを行いました。
2. フィールドワークの内容
現場調査&アイデア創出ワークショップ
・解決すべき課題を抱えた地域の調査や当事者へのインタビュー実施
・課題の本質や現場のニーズを把握
・チームでアイデア検討、メンタリングを受け、ビジネスアイデア発表
1日目:フィールドワーク
受講生は尾花沢市内の施設を訪問し、現地の方や講師・メンターの方から町やその町の施設について説明を受け、ヒアリングも行いました。本記事では、フィールドワークの様子を一部ご紹介いたします。
・花笠踊り/徳良湖のアクティビティ
三浦様より、花笠踊り発祥の由来、唄と踊りのルーツについて学びました。また、徳良湖ではヨットやカヌーなどのアクティビティをどのように、地域おこしに活用しているのかお話しを伺いました。
・尾花沢そば
高橋様より、そばの原種「最上早生」と他の品種との違いや、「尾花沢そば」による町おこしの取り組みと課題についてお話しを伺いました。
・尾花沢すいか
JAみちのく村山尾花沢営農センターでの選果場見学では、尾花沢すいかの栽培方法や、後継者育成の課題について学びました。
・銀山温泉
脇本様より、銀山温泉の景観やインフラの作り方について、「写真をいかに撮らせるか」をテーマに学びました。また、国内外からの観光客に人気の銀山温泉の裏で課題となっている「人手不足」「除雪」「湯量の管理」についても教えていただきました。
実際に銀山温泉を散策し、その美しい景観と歴史に触れました。
・キャンプ場
田中様から、キャンプ場の人気の秘訣や冬キャンプなどのユニークな取り組みについて話を伺いました。
2日目:ビジネスアイデア検討&発表
2日目は、初日に行った地域でのヒヤリングをもとに、今まで検討してきた地域課題の検証を行い、メンターのメンタリング指導を受けながら、課題解決のビジネスアイデア検討を実施しました。
・ビジネスアイデア検討
限られた時間の中で、ビジネスアイデアをまとめ、発表資料の作成を行いました。
・チーム発表
合宿の最後には、これまで各チームで検討してきたビジネスアイデアを発表しました。
発表時間は3分。発表の後にはメンターよりコメントをいただきました。
・全体講評/閉会
最後に、結城市長、小野寺塾長より、各チームに向けた講評をいただきました。
3. まとめ
山形大学のi-HOPE2024フィールドワークと連携し、尾花沢市で地域課題解決に向けたビジネスアイデア創出プログラムを実施しました。これから各チームは12月の最終発表に向けて、ビジネスプランを磨いていきます。このプログラムがどのようなビジネスに繋がっていくのか、非常に楽しみです。