2024年5月9日に、建設現場の生産性向上に向けた取り組みで地域資源を見える化する事業を行う、株式会社メーカー設立に関する記者会見を山形大学小白川キャンパスにて実施しました。
※山形大学との連携成果として山形大学の「学長定例記者会見」の中で発表が行われました。
<アジェンダ>
地域資源
<解決する課題>
◯ 建設現場の生産性向上に向けた取り組みによる地域資源の見える化
◯ 遊休施設の利活用
<ボードメンバー>
株式会社三友エンジニア、株式会社メーカー
日時 | 2024年5月9日(木)11:30~11:40 |
登壇者 | ・株式会社三友エンジニア 代表取締役 株式会社メーカー 代表取締役 長岡康雄 氏 ・山形大学 学長 玉手 英利 氏 ・山形⼤学アントレプレナーシップ教育研究センター センター⻑ 小野寺忠司 氏 ・公益財団法人 やまがた産業支援機構 常務理事 我妻 悟 氏 |
会場 | 山形大学小白川キャンパス 法人本部棟3階 |
住所 | 山形県山形市小白川町1-4-12 |
1. 概要
当プロジェクトのボードメンバーであり、山形市に本社を置き、山形県及び県外で河川・道路・災害関連の測量設計と土木・建築のICT事業を行う株式会社三友エンジニア代表取締役長岡氏は、自身の事業の中で地域のICT技術育成の必要性を強く感じていました。
そのような中で「山形大学 人材育成プログラム i-HOPE 2023」を受講し、講師陣によるアドバイスや、フィールドワークにおいて地域の現実を目の当たりにしたことで、地域の課題を解決するための新たな創業に熱い志を持ちました。
※山形大学 人材育成プログラム i-HOPEとは、自ら起業したり、企業及び団体内で新事業を興したり、業務の効率化を図るための新たな仕組みを構築したりする「イノベーター人材」を育成するための系統的なマインドセット(精神)及びスキルセット(技術)を、プラクティカル(実践的)に、安価で、短期間に習得できるプログラムです(引用:https://yu-entrepreneur.yamagata-u.ac.jp/newbusiness)。
yori-i projectでは、 フィールドワークを開催するエリアの行政、民間事業者、地域の当事者とリアルな意見交換ができるように調整を行い、2023年の春から約1年間コーディネーターとしてメンタリングや運営のサポートを行ないました。
また、i-HOPEプログラム終了後も新規事業創出に向け地域行政との調整などのサポートを継続し、2024年4月に長岡氏による新会社「株式会社メーカー」の設立に至りました。
2. 記者会見の様子
山形市の山形大学小白川キャンパスにて記者会見を実施しました。
若者のスキルアップと定住促進
長岡氏「金山町の廃校施設を活用し、ドローン、メタバース、3Dプリンターなどの専門的な技術を若者に教えるIT機器の体験教室や、健康増進を目的としたトレーニングジム、住民の皆さんが集まれるような漫画図書館を設立することで、若者の技術力の向上と金山町への定住促進に取り組んでいきたい。」
この地域から新しいビジネスをどのように生み出すか
小野寺氏「山形大学アントレプレナーシップ教育プログラムは、実践的なアントレプレナーシップの授業を通して、起業家において重要なスキルとマインドを伝えるプログラムです。今回、このプログラムを通して、長岡社長が最上地域に入り込み、この地域からどうやって新しいビジネスを生み出すかを考え、起業に至りました。」
新規事業創出13弾
我妻氏「今回、yori-i projectとして、新規事業創出13件目となる株式会社メーカー様の設立となりました。この事業は地域の資源を見える化することを目的としており、「地域資源アジェンダ」として、コーディネーターが継続的にサポートさせていただきました。」
アジェンダコーディネーターのコメント
地域資源アジェンダ・コーディネーター 吉野 優美 氏
「「地方で地域が元気になる企業を作りたい」という長岡様の想いが一つ形になり、大変嬉しく思います。山形大学のプログラムi-HOPEでその想いにビジネスプランが乗り、コーディネーターとして地域側の方々との対話が上手くいくように務めました。
地域課題は一つ解決すれば全てが解決する、ということではありません。今回の事業は健康ジム、ドローン競技、漫画図書館、コワーキングスペースと多岐にわたるアイデアと地域の遊休地活用が繋がり派生する形をイメージしています。
一つの企業だけの取り組みだけでは発展していきませんので、これからも地域のとの関わりもサポートできればと思っております。今後の活動についても皆様のお力添えと楽しむ心で広がっていけると良いと思っております。」
関連URL
・株式会社メーカー( Webサイト )
・山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター( Webサイト )
3. まとめ
本記事では、地域資源アジェンダ「地域資源の見える化を目指す株式会社メーカー設立 記者発表」についてご紹介いたしました。