【事業創出第16弾】「未来のバラの街を目指した ローズ・ロゼワインの開発」

2024年10月15日に、「香りのバラ “ダマスクローズ” で新たなチャレンジ 未来のバラの街を目指したローズ・ロゼワインの開発」に関する記者会見を山形県山形市ジョージ山形にて実施しました。

<アジェンダ>
地域資源/人

<解決する課題>
◯ 地域資源の活用と保全
◯ 多様な地域人材の育成と創出

<ボードメンバー>
ずへや
山形薔薇蒸留所

日時2024年10月15日(火)11:00~12:00
登壇者(敬称略)・ ずへや 代表 海藤友也
・ 山形薔薇蒸溜所 代表 佐藤洋介
・サブチーフコーディネーター
 株式会社 next is east Chief Operating Officer
 一般社団法人 KAiGO PRiDE 理事
 電動モビリティシステム専門職大学 准教授 小口貴幸
・公益財団法人やまがた産業支援機構 常務理事 我妻 悟
司会(敬称略)・地域資源アジェンダ・コーディネーター 吉野 優美
会場スタートアップステーション・ジョージ山形
住所山形市城南町1 丁目1−1霞城セントラル2階

1. 概要

東沢バラ公園(村山市)

「全国に誇れる村山地域の食材を使っておいしいものを届けたい」というテーマリーダー 海藤氏の思いと、「村山のバラを産業として根付く地域資源にしたい」という佐藤氏の出会いによりロゼワインの開発に至りました。

ローズ・ロゼワイン

地域資源を活用し長期的な保全に繋げていくためには、資源活用のための経済エコシステムを構築することが必要です。ロゼワインの取り組みを皮切りに産業としての裾野を拡げていくことで、村山のバラを資源として活用していく動きを広げていくことを目指していきます。

人アジェンダ・コーディネーター 末永 玲於
地域資源アジェンダ・コーディネーター 吉野 優美

同時に、プレイヤー不足などの人材課題を含め、多様な地域人材と共に地域課題を解決していくことが不可欠です。業態を超えた共創により資源活用の幅を広げることが求められ、このロゼワインのプロジェクトがその一つのモデルとなると考えています。

10月14日からクラウドファンディングを公開し、プロジェクトの資金調達とロゼワインや本構想の賛同者集めを目指している。今後 yori-i project とも連携し、バラを核とした地域資源・経済エコシステムのさらなる構築を目指します。

※「農薬不使用、バラの香りはじける新感覚ワイン! を作りたい」のタイトルでクラウドファンディングサイトで公開中です。

2. 記者会見の様子

山形市のジョージ山形にて記者会見を実施しました。

海藤氏「バラの香りを活かしたワインを作るため、ワイナリーと協力し試行錯誤を重ねました。バラの花びらをブドウの発酵過程で加え、香りを閉じ込めた500mlのボトルを1,000本製造しました。今後は、自社ワイナリーの立ち上げも視野に入れ、村山市のお土産として地元のバラを使った商品を広めたいです。」

佐藤氏「村山のバラを産業に育てたいという思いから、バラ栽培を始めました。今後は、香りを活かした商品やサービスの開発を進めます。美容やアロマ、観光体験など、多様な業界との連携も視野に入れています。」

我妻「Yamagata yori-i projectは今年度で三年目、本日は新規事業創出16弾目の発表です。ローズロゼワインを通し、地域に貢献することを期待しております。」

小口「今回、第16弾「未来のバラの街を目指したローズ・ロゼワインの開発」です。地域全体で新しいプレイヤーを巻き込み、持続可能なビジネスのエコシステムが構築されることを願っています。」

配布資料

・Yamagata yori-i project 配布資料(PDF

コーディネーターのコメント

人アジェンダ・コーディネーター 末永玲於
「地域資源・人アジェンダで連携して、バラという村山市の地域資源活用・プレーヤーの創出へ繋がっていく発展的なプロジェクトだと思う。また、個人的にも村山市に住む身で、かつ普段からお付き合いのあるずへやさん、山形薔薇蒸留所さんとプロジェクト創出できたことが非常に嬉しい。」

地域資源アジェンダ・コーディネーター 吉野優美
「”地域の資源だ”と言われているけれど地域の産業と繋がっていないという課題は、どの地域を見渡しても共通の課題だと思っております。『バラの町、村山市』からバラの生産者が生まれ、一次産業のみならず、この先に事業が広がっていくイメージを元に確実に一歩が踏み出せている。この事実が未来のヤマガタを作っていくんだと思います。それが行政主体ではなく民間からでていることが希望です。ヨリアイプロジェクトのリリースをきっかけにこの流れを追いかけるように賛同者が集まり、産業・商業ともに『バラの町、村山市』といえるようになる未来を作っていくスタートの日となることを願っております。」

3. まとめ

本記事では、香りのバラ “ダマスクローズ” で新たなチャレンジ 未来のバラの街を目指した ローズ・ロゼワインの開発」についてご紹介いたしました。