
2025年11月21日に、新庄市(最上広域交流センターゆめりあ)にて「新庄市・金山町・戸沢村3市町村でのふるさと納税の共通返礼品に関する自治体間連携協定締結式」を実施しました。
| 日時 | 2025年11月21日(金)14:00~15:00 |
| 登壇者(敬称略) | ・新庄市長 山科 朝則 ・金山町長 佐藤 英司 ・戸沢村長 加藤 文明 ・株式会社もがみ物産協会 代表取締役社長 深田裕一 氏 ・リンベル株式会社 取締役副会長 細谷光弘 氏 ・Yamagata yori-i project チーフコーディネーター 小口貴幸 氏 |
| 司会(敬称略) | ・Yamagata yori-i project コーディネーター 吉野 優美 |
| 会場 | 最上広域交流センター ゆめりあ |
| 住所 | 山形県新庄市多門町1-2 |
1. 概要
Yamagata yori-i project(以下、yori-i)の伴走支援により、新庄市・金山町・戸沢村の3市町村が、ふるさと納税の共通返礼品に関する連携協定を締結しました。
第1弾は“食”をテーマとした返礼品を中心に、商品力の向上と広域PRの強化を図ります。
今回は、戸沢村が抱えていた返礼品の偏りや寄附額の減少という課題を背景に、自治体単独では難しかったラインナップ拡充を、3市町村の連携により実現した点が大きな特徴です。

yori-iでは、戸沢村の地域活性化起業人(プロジェクト・コーディネーター)とYori-iコーディネーターの2名体制で、3市町村との調整、企画立案、スキーム構築を支援し、本協定の実現に至りました。


今後は体験型返礼品や新商品開発など、最上3市町村の魅力をさらに高める取り組みを展開していく予定です。
2. 記者会見の様子
最上広域交流センター「ゆめりあ」で開催された記者会見では、3市町村の首長と企業関係者、そしてyori-i側のメンバーより、それぞれの立場における今回の取り組みの意義が語られました。



チーフコーディネーター 小口
「前身プロジェクトから続く関わりの仲で、戸沢村様からは複数の地域課題を伺い、吉野コーディネーターを中心として取り組んできました。その活動が新庄市様・金山町様も含んだ形で一定の成果になったことを大変嬉しく思っています。「ふるさと納税」自体はあくまで仕組みの一つですが、今回のように地域を超えた連携や新商品開発などの新しいチャレンジを地域の方々に見ていただくことによって、”自分たちもやってみよう”という自発的なアクションが生まれることが肝要であり、yori-i projectとしても引き続き支援を行っていきます。」

コーディネーターのコメント
コーディネーター 吉野
「3市町村が立場を越えて同じ方向を向き、“地域としての力”を結集されたことに大きな可能性を感じています。現場に寄り添って調整を続けた勢古口さんの活躍もあり、本取組がスムーズに進みました。この連携が、地域の事業者さん一人ひとりの顔が自然と笑顔になる取り組みに育ってほしいと願っています。今回の協定は始まりであり、今後の3市町村それぞれの独自の取り組みにも大いに期待しています。」
戸沢村プロジェクトコーディネーター 勢古口
「戸沢村には魅力的な特産品が数多くありますが、知名度や発信力が十分でないため、なかなか全国へ届けきれないという課題を抱えてきました。今回の連携協定は、こうした課題を越え、地域の魅力を“広域”で発信する大きな一歩となりました。単独では実現が難しかったラインナップの強化も、新庄市・金山町との協働により可能性が一気に広がっています。yori-i の伴走のもと、3市町村が同じ方向を向いて挑戦できたことは、最上地域全体の未来を切り拓く大きな力になると感じています。今後は、体験型返礼品や新商品の開発など、さらに地域の価値を高める取り組みに挑戦してまいります」
3. まとめ
本記事では、新庄市・金山町・戸沢村3市町村でのふるさと納税の共通返礼品に関する自治体間連携協定締結式についてご紹介しました。