【事業創出第9弾】「”服”の力で地域に”幸福(Well-being)”を」

2023年11月28日に高齢者・障がい者向け衣服事業を行う「一般社団法人Fuku-well」設立に関する記者会見を山形県山形市にあるジョージ山形にて実施しました。

<アジェンダ>
健康

<解決する課題>
高齢者・障がい者の衣食住の「衣」の不便さ

<ボードメンバー>
井出眼科病院(井出智子 院長)

日時2023年11月29日(火)10:00~11:00
登壇者(敬称略)・医療法人慈心会 井出眼科病院 院⻑ 井出智子
・チーフコーディネーター
 山形⼤学アントレプレナーシップ教育研究センター センター⻑ 小野寺忠司
・健康アジェンダ・アジェンダリーダー 小口貴幸
・山形県企業振興公社 理事 小松浩
司会(敬称略)・健康アジェンダ・アジェンダリーダー 小口貴幸
会場スタートアップステーション・ジョージ山形
住所山形市城南町1 丁目1−1霞城セントラル2階

1. 概要

ボードメンバー 井出眼科病院院長・井出智子氏は、多くの来院患者を診ている中で、高齢等により身体が不自由な患者が衣服を着用することに困難を強いられていることに気づき、何とかしたいとの想いを持ってyori-i projectに参画しました。

井出眼科病院 院⻑ 井出智子氏

好きな服を着る喜びを、高齢者や身体が不自由な方々にも感じてほしい、このことが身体的・精神的・社会的な健康(well‐being)に繋がる、という強い想いもあり「健康アジェンダ」のテーマとして活動開始。

健康アジェンダ・アジェンダリーダー 小口貴幸氏

本プロジェクトでは、この想いを具現化するため、計画づくりやPoC、協力者のネットワークづくりを「地域課題解決型創業⽀援事業助成金」も活用し、新庄商工会議所とも協力して支援を実施しました。現在、高齢者・障がい者向け衣服事業を行う新法人の設立にむけて手続き行っており、12月中頃に創立を予定しています。

2. 記者会見の様子

山形市のジョージ山形にて記者会見を実施しました。

出来ることを増やすためのお手伝いをする

井出氏「年齢や健康状態の変化により、今まで出来ていたことが出来なくなることがあります。その出来なくなったことに対して、出来ることを増やすためのお手伝いをしたいと考えています。医師の視点で着やすい衣類の提案や、衣類だけでなく生活を便利にする物や事柄の提案など、当事者に寄り添った視点でこの問題を解決していきます。」

地方だからこそできる細やかな対応

井出氏「行政対応のような大きな枠での取り組みではなく、当事者に寄り添った小さなお困りごとの解決を目指していきます。小さな個人のお困りごとの中に、普遍性のある解決すべき課題が隠れているようにも思っており、小さな経験の積み重ねは今後の事業を発展させるものになると思っています。」

高齢者、身体が不自由な患者さんの衣服の課題を解決したい

小野寺氏「ご高齢の方や身体が不自由な方にも、いつでも好きな服を着る喜びを感じてほしいという想いから始まった事業です。私たちもこの想いに共感し、伴走してサポートさせていただきました。」

衣食住の衣を通して、健康課題の解決に取り組む

小口氏「健康アジェンダとして、健康寿命の実現を目指し、様々な課題解決に取り組んでいます。今回、yori-i projectとして、実際に障がいをお持ちの方を井出先生にご紹介し、ヒアリングを実施し、試作品を作るというサポートをさせていただきました。」

記者会見の様子

配布資料

・Yamagata yori-i project 配布資料①(PDF
・Yamagata yori-i project 配布資料②(PDF
・一般社団法人Fuku-well 配布資料(PDF

アジェンダリーダーのコメント

健康アジェンダ・アジェンダリーダー 小口貴幸さん
「衣服を通して地域をWell-being(幸福)にしたいという井出先生の熱い想いをベースにして、約1年間にわたって伴走的に支援を行ってきました。それが新法人ということで形になることを本当に嬉しく思います。これからが本当のスタートなので、地域のWell-beingの実現に向けて引き続きサポートを行っていきます。12月に本格スタートするFuku-wellの今後の活動についてもぜひ引き続きご注目ください。」

関連URL

・井出眼科病院( Webサイト

3. まとめ

本記事では、健康アジェンダ「高齢者・障がい者向け衣服事業」を行う「一般社団法人Fuku-well」設立についてご紹介いたしました。

現在、高齢者・障がい者向け衣服事業を行う新法人の設立にむけて手続き行っており、12月中頃に創立を予定しています。